■ドーベルマンのはじまり■
ドーベルマンは、19世紀後半にドイツで作出された犬種です。正確な祖先は不明で、枚挙に暇がないほど多くの犬種が挿入されたと言われています。
創作者はカール・フリードリッヒ・ルイス・ドーベルマンという人物です。ドイツ、アポルダのニーダーロースラー地区の収税吏として働いていたドーベルマン氏は、持ち歩く現金の安全と護身のため、そしてもう一つの仕事、野犬捕獲員として従事し、市の皮剥場も管理するために、強さ、忠誠、知性の全てを完璧に揃え持つ新型の犬種のブリーディングを普仏戦争の後の1876年頃からはじめたと言われています。
▼犬を抱えている一番左の男性がドーベルマンの生みの親【カール・フリードリッヒ・ルイス・ドーベルマン氏】です。
ドーベルマンの耳と尻尾(断耳・断尾)
実用性のみを求め作出されたドーベルマンの耳と尾は手術によるものです。本来、ドーベルマンは垂れた耳・長い尻尾を持った容姿で生まれ、尾は生後3日目、耳は生後7週〜8週のうちに処置されることにより、より洗練された“護衛・警備”に突出したスタイルとなります。
▼生後6週目のドーベルマンの子犬▼
現在、世界中で6色のドーベルマンが存在していますが、日本で迎えることができる子犬の毛色は【ブラック・タン】【ブラウン(チョコ)・タン】【ブルー・タン】の3色です。その中でもドーベルマンの主流色は【ブラック・タン】次いで【ブラウン・タン】です。※ブルータンは健康上の問題から数は圧倒的に少ないです。
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ドーベルマンにかかる初期費用(価格・断耳・備品)
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ドーベルマン(生体価格)¥200,000円前後
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断耳費用¥50,000円〜¥100,000円
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迎えるにあたっての備品費用(ハウス、トイレ用品、食器など)¥50,000円〜¥80,000円 ▶もっと具体的に見る
平均¥300,000円〜¥350,000円
平均体重ガイドライン
ドーベルマン【アメリカンタイプ】
・生後2ヶ月の子犬= 9kg
・生後3ヶ月の子犬= 13kg
・生後4ヶ月の子犬= 18kg
・生後5ヶ月の子犬= 22kg
・生後6ヶ月の子犬= 27kg
ドーベルマン【ヨーロピアンタイプ】
・生後2ヶ月の子犬= 14kg
・生後3ヶ月の子犬= 18kg
・生後4ヶ月の子犬= 22kg
・生後5ヶ月の子犬= 27kg
・生後6ヶ月の子犬= 31kg
ドーベルマン成犬時
オス▶体高66-71 cm・体重/35-45 kg メス▶体高/61-66 cm・体重/28-35 kg
▲立ち耳ドーベルマン(名前Sapphire/メス/4歳/体重33kg/アメリカンタイプ)
着用ウエア:GWNウィンターコート/カナダ製
ドーベルマンのハイライト
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ドーベルマンには、アメリカンタイプとヨーロピアンタイプの2タイプがあります。日本で飼われている半数以上がアメリカンタイプです。
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ドーベルマンはその見た目とは異なり、非常に繊細な体の持ち主です。遺伝的疾患、胸の深い体型こその疾患があります。
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ドーベルマンにはしつけや訓練が必要です。家庭犬としての9つのしつけは必須項目です。
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家庭犬としてのしつけを行なうことで、戸建てだけでなくマンション飼育も十分可能となります。
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ドーベルマンは賢くすぐに学習しますが、成犬へ成長する過程で(生後6ヶ月頃から1歳前後まで)自我を押し通す時期がきます。この時期、飼い主は努力と忍耐が必要になります。
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ドーベルマンは暑さ、寒さに弱く、外飼い向きの犬種ではありません。
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ドーベルマンは感受性の高い犬種です。鋭敏な気質の持ち主ゆえ、放置すべきではありません。
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ドーベルマンは家族の輪の中にいてこそガーディアンドッグの本領を発揮します。
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ドーベルマンは他人に心を開かない犬種です。簡単に飼い主を変えるようなことがあってはなりません。
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あなたのドーベルマンが、いかに穏やかであろうとも、ドーベルマンはイメージだけで判断されることがあります。
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健康な子犬を取得するには、専門のブリーダーから譲り受けることをおすすめします。
適応性
マンション、アパートの適応
★★★☆☆
初心者への適応
★☆☆☆☆
感受性レベル
★★★★★
寒さへの適応
★☆☆☆☆
暑さへの適応
★★☆☆☆
家族への愛情
★★★★★
子供への適応
★★★★☆
他人への適応
★☆☆☆☆
他犬への適応
★★☆☆☆
グルーミングのしやすさ
★★★★☆
よだれの量
★★☆☆☆
健康面の管理のしやすさ
★★☆☆☆
訓練のしやすさ
★★★★★
知性
★★★★★
狩猟欲
★★★★★
運動の必要性
★★★★★
エネルギーレベル
★★★★★
ドーベルマンの散歩量
ドーベルマンは活発で、平均【朝(1時間)、夕方(1時間)】合計2回の散歩に加え、ドッグランなどで、週1〜2回十分に走れる場を提供する必要があります。