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  • wobbler syndrome/ウォブラー症候群

初期症状:首の骨(頚椎)の痛み、首を低い位置のまま動かすのをためらう、後肢のふらつき、ぎこちない歩行の発現(肢の麻痺)

原因:発症時期により異なる。

①発症ピーク期:成長期

(成長に伴う脊椎の形成異常による脊髄圧迫)

②発症ピーク期:中〜高齢

(骨以外の組織肥大による脊髄圧迫)

※どちらも「ウォブラー症候群」と呼ばれているが、この2つは全く別物である。①については予防策として、成長期の適正量の栄養と、過度な運動を控えることが一般的だとされている。

 

 

  • demodicosis/毛包虫症(ニキビダニ症)

初期症状:赤いブツブツの発疹、その部分の脱毛

原因:毛穴に常駐するダニの異常増加、またはホルモン異常の兆候

 

 

  • fibrous tumor/線維腫

初期症状:胴や脚などの体表、または体の中にシコリのようなもの(腫瘍)が発現。進行が進んだものを【fibrosarcoma/線維肉腫】と呼ぶ。これは悪性の腫瘍(癌)である。

 

体の中に発現する腫瘍は、発見が遅れる可能性がある。普段の食事や散歩などの様子、痩せた、太ったなど、“いつもと違う”と感じたら自己判断せずに獣医師に相談しよう。

 

 

  • von Willebrand disease/フォンヴィレブランド病

初期症状:青あざが出来やすく、外傷時の過度な出血、血尿、血便

口腔内粘膜からの出血、ヒート時の出血過多

原因:1型フォン・ヴィレブランド因子の遺伝子の変異

遺伝性出血疾患(異常出血・止血困難)

 

 

  • chronic hepatitis/慢性肝炎

初期症状:元気が無くなり、食欲不振、嘔吐、多飲多尿

原因:銅関連性の慢性肝炎

 

 

  • adipose tumor/脂肪腫

初期症状:主に胸腹部、脇の下、内股の皮膚に脂肪の塊の発現。

良性の腫瘍。時間が経つにつれ肥大化。

(悪性腫瘍と症状が似ているため自己判断せず必ず受診する事が大切)

原因:脂肪を作る細胞が腫瘍化したもの

 

 

  • dilated cardiomyopathy/拡張型心筋症

初期症状:運動をしたがらない、疲れやすい。

原因:左心室拡張による心筋の収縮力低下。

■発症ピーク:成熟期(5~7歳の主にオスに発症)

大型犬の心音に潜む闇【拡張型心筋症と遺伝子検査】

  • Atrial septal defect/心房中隔欠損症

■症状:軽度の場合、はっきりとした症状を示さない。重度になると、疲れやすい、皮膚や粘膜が青白くなる、意識がなくなる。フィラリア症に感染すると深刻化するため、普段からフィラリア症を予防を心掛ける

■原因:心臓の右心房と左心房を隔てる心房中隔に穴が開いた病気。

  • bone cancer/骨肉腫

初期症状:部分的な脚の腫れ・痛み、跛行(脚を引きずる)、違和感のある歩行.。

原因:骨に含まれる組織が癌化。

発症ピーク期:2~3歳、6歳。

  • canine parvovirus infection/犬パルボウイルス感染症

初期症状:目やに、鼻水、発熱、激しい嘔吐、下痢、血便、脱水症状

原因:犬パルボウイルスの感染

発症ピーク期:生後2ヶ月前後

緊急性の高い感染症だが、適正なワクチン接種によりほとんど予防できる。

 

 

  • Synovial cyst/滑液嚢腫(肘腫、ハイグローマ)

初期症状:痛みはなく、歩行に影響もでない肘の後ろ辺り

ブヨブヨした腫れ(水ぶくれ)。

原因:硬い床の上で同じ姿勢を繰り返す事で

肘の関節にある袋に水が溜まる。

発症ピーク期:1歳未満もしくは高齢

生活環境の改善で悪化を予防。柔らかなクッション、毛布などを

床、犬舎に敷き、肘の負担をへらす。

※“タコ“も出来やすい体質であるため、体の擦れ・摩擦がないように毛布やクッションを敷くのは基本と考えて良い。

 

 

  • dancing disease of Doberman/ドーベルマン舞踏病

■初期症状:両後肢の歩様異常

■原因:遺伝的要因が高い神経系疾患

  • Episodic Head Tremor/エピソーディック頭部振戦

■症状:水平または垂直方向の頭部の動き、継続時間と発生頻度が変化します。振戦とは、筋肉の収縮と弛緩が繰り返されたときに起こる不随意のリズミカルなふるえのこと。神経疾患の1つ。

  • Persistent hyperplastic primary vitreous/第一次硝子体過形成遺残(PHPV)

​■症状:瞳孔(ひとみの奥)が白い、眼球や黒目(角膜)が反対の眼より小さい、眼が揺れる、視線が合わない

■​原因:眼球の中のゼリーのような硝子体という組織と、そこに含まれる血管が発達の途中でうまく消えずに残ってしまうことに起因する。

  • familial renal disease/家族性腎臓病

初期症状:多飲多尿、食欲不振、嘔吐、体重減少

1つの家系に高頻度で発生する腎疾患。

発症ピーク期:幼〜若齢。

  • alopecia/ 脱毛症

初期症状:円形の部分的脱毛、おしりから陰部周辺、

首元に左右対称の脱毛、ブルー/フォーンで発症率上昇

  • pyoderma/膿皮症

初期症状:皮膚に小さな腫れ、膿を持つ発疹の発現

原因:細菌が皮膚に感染し膿疱を形成

  • brain cancer/脳腫瘍

初期症状:違和感のある歩行、性格の変化、行動パターンの変化、嗜好の変化、食事の飲み込みが困難

発症ピーク期:高齢

  • gastric dilation/volvulus/胃拡張・胃捻転症候群

初期症状:腹囲(胃)拡張、大量のよだれ、えづく、

呼吸困難

原因:水、食事(大量)摂取後、動きまわることで

胃、腸の捻れ発症

非常に緊急性の高い症状

※手術出来ない病院もあるため、掛かり付けの病院がこの手術を行えるか否かの確認は、子犬を迎え入れたら必ず事前に行っておくこと。食後1~2時間、安静にさせることが予防策である。

  • Skin histocyte tumor/皮膚組織球腫

初期症状:薄いピンク色で半球型のしこりの発現

主に耳、首、頭、脚などに出来る。

原因:未だ不明

発症ピーク期1~2歳

 

 

  • pemphigus/天疱瘡

初期症状:水ぶくれ、水泡の発現

主に目周辺、口腔内、鼻、耳に出来る。

原因:免疫細胞が自分の皮膚を非自己と認識し攻撃する。

 

 

  • seborrhea/脂漏症

初期症状:皮脂によるベタつき増加、

または乾燥によるフケ増加。毛穴に黒い角栓がつまる。

乾燥によるフケ増加=乾性脂漏症はドーベルマンに多く、シャンプー直後や次の日にすぐにフケが多発する場合、乾性脂漏症の可能性が高い。

原因遺伝的、感染、食べ物、嘔吐下痢による栄養障害、ホルモンバランスの乱れなどが考えられる

食事改善で予防:ビタミンA、銅、亜鉛、脂質を補う。

ビタミンA含有食品:にんじん、牛肉など

銅含有食品:牛レバー、など

亜鉛含有食品:豚レバー、牛肉、ラム肉など

具体的なフケ・脱毛に関する対策方法

  • hypothyroidism/脂漏症甲状腺機能低下症

初期症状:元気が無くなり、散歩中に立ち止まり、運動をしたがらない、太りやすい、皮脂によるベタつき増加、または乾燥によるフケ増加、左右対称性の脱毛、脱毛部の色素沈着、外耳炎

原因:体の代謝を活発にするホルモンが正常に生成・分泌されない

  •  wool(Blanket) Sucking /ウール(ブランケット)サッキング(強迫性障害) 

■症状::毛布、タオル、カーペットなどを吸ったり、自分の脇腹、腹部を吸い続ける。

原因:主に遺伝的要因、早期の離乳、精神的・肉体的ストレス、食欲異常と考えられている。

これは他に列挙しているような“病気”ではないが、重度になれば相応の治療が必要になる。また、重度でなくとも後に異嗜症(食べてはいけない物を食べる)に繋がる可能性も高い。誤飲をさせないために早めのうちに対処(スキンシップ、運動時間の延長、タオルなどを取りやすい位置に置かないなど)しておく必要がある。一度誤飲したものは繰り返し飲み込む癖がついてしまう。

​■70頭の強迫性障害を持つドーベルマンのゲノム配列を解析した結果。【犬と人の強迫性障害の酷似】

  • narcolepsy/ナルコレプシー(睡眠障害)

■症状:興奮や喜びなどの感情に伴い強烈な睡魔が襲う。姿勢を保つ筋肉が突発的に弛緩する。

■原因:脳内のオレキシン受容体に起こる変異と言われている

■発症ピーク:幼〜若齢

(Oculocutaneous albinism/眼皮膚白皮症)

ホワイトドーベルマンのもつ先天性遺伝病。メラニン合成過程に関わる分子の異常によりメラニン合成が低下ないし消失。皮膚の色調は、一見して白皮症とわかる明らかに白い皮膚を持つ。

■症状:羞明、眼振があり、矯正不可能な視力障害など。

<資料:YouTube(ハイグローマ)>