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メラニスティック・ドーベルマン

(Melanistic・Doberman)

 

 

 

ドーベルマンの一般的な毛色は、頬や手足を縁取るかのように褐色(タン)部分を併せ持つ、Black、Choco(red)である。

 

そして、一般的ではない毛色も含めると全部で5色あり、

 

Black・黒

Choco(red)・茶

Blue・青

Fawn(Isabella)・淡黄(ベージュ)

White・白  

が知られている

 

しかし、この他にも、飼育記録はほとんどないが、

6種目といわれるドーベルマンが存在する。

 

 

それが―

“メラニスティック(Melanistic)

 

 

 

メラニスティック・ドーベルマンの特徴
 

褐色(タン)部分も、被毛も、全てが黒一色のドーベルマンである。別名:オール・ブラック・ドーベルマン (All Black Doberman)とも呼ばれており、その原因は黒色症(メラノーシス)によって引き起こされると言われている。

 

 

 

メラニスティック・ドーベルマンの健康面
 

ホワイト・ドーベルマンと同程度の疾患を患うと懸念されている。そのため、ホワイト・ドーベルマン同様、繁殖を行わないよう呼びかけられている。

 

2008年、狼について研究していた“博士グレゴリーS. Barsh”らによって黒い狼=“メラニスティック・ウルフ”には黒である適応利点があると結論付けられ、その点を主張している繁殖家も中にはいるようだが、それでもやはりドーベルマンにとって重度の疾患の懸念を払拭できるほどの利点であるとは現時点でみなされていないー。

  

 

また、メラニスティック・ドーベルマンはこれまでに挙げた5種のドーベルマン全てが出産する可能性を持っていると考えられている。

 

 

 

MELANISTIC(ALL BLACK) DOBERMAN
 

ネット検索すれば、画像は広く該当するものの、実際の飼育記録、出産した親犬や兄弟姉妹などの情報は探し出すことが出来なかった。

 

唯一、信憑性が高いと思えた確実に誕生したと記録されているメラニスティックドーベルマンは1918年と2010年に生まれた2頭だということのみ。

 

 

謎に包まれたままのメラニスティック・ドーベルマンだが、これは言い換えると、“繁殖されていない”という、良い結果なのかもしれない。 

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