■ボクサー(Boxer)■
歴史
ユーモアあふれる魅力を持つこの犬種の始まりは、19世紀後半ミュンヘンのハンターGeorg Alt氏がフローラと名付けられたブリンドルカラーのブレンバイザーと、犬種の不確かな地元の犬を交配させたことから始まります。
ブレンバイザーはクマ、イノシシ、鹿を狩るために何世紀にも渡って狩猟犬としてハンター達に飼育されていた犬種です。
ブレンバイザーの特技は、ハンターが到着するまで獲物に噛みつき決して逃さないこと。
ブレンバイザーの血を受け継いだボクサーは猟犬や闘犬として活躍します。その後、1924年、ドイツが軍用犬、警察犬として採用したことにより、その人気は一気に世界中に広まりました。
現在、家庭犬としても定評があり、時代を通してとても人気のある犬種といえます。
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原産地:ドイツ
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別名:ドイチャー・ボクサー
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平均体高:オス60cm メス55cm
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平均体重:オス30kg メス25kg
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カラー:フォーン、ブリンドル、ブラックマスク、ホワイト
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コート:短毛
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かかりやすい疾患:癌(現像肥満細胞腫瘍、リンパ腫、脳腫瘍)、ボクサー心筋症(BCM)、大動脈弁狭窄症/サブ大動脈弁狭窄症(AS / SAS)、甲状腺機能低下症、股関節形成不全、角膜ジストロフィー、毛包虫症、胃拡張-捻転(GDV)、アレルギー
白いボクサーについての真実
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白いボクサーはアルビノではありません。目や鼻、スポット的にはっきりとした着色が現れます。これはダルメシアンと同じです。ダルメシアンにはかかりやすい疾患として聴覚障害があげられています。
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白いボクサーも難聴を引き起こす遺伝子を継承しています。全体の25%で難聴を発症します。約5〜8パーセントが両耳に、13%が片方の耳に聴覚障害をもつと言われています。
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白いボクサーは日焼けしやすいです。30分以上の散歩をする場合は必ず日焼け止めを使用しましょう。
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白いボクサーは非常に希少なコートというわけではありません。 出生率20〜25%が白いの面積を多く持ち生まれてきます。
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白いボクサーは他のカラーのボクサーと性格や気質で変わりありませんが、どちらかというと大人しい傾向があります。
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白いボクサーは、他のカラーのボクサーよりもがんや失明になり易いと言われていますが、しかし、これはまだ議論中であり一切証明はされていません。
適応性
マンション、アパートの適応
★★★★☆
初心者への適応
★★★☆☆
感受性レベル
★★★★☆
寒さへの適応
★★☆☆☆
暑さへの適応
★☆☆☆☆
家族への愛情
★★★★★
子供への適応
★★★★☆
他人への適応
★★★★☆
他犬への適応
★★★☆☆
グルーミングのしやすさ
★★★★☆
よだれの量
★★★☆☆
健康面の管理のしやすさ
★★★★☆
訓練のしやすさ
★★★★☆
知性
★★★★☆
狩猟欲
★★★☆☆
運動の必要性
★★★★★
エネルギーレベル
★★★★★
ハイライト
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ボクサーは、高エネルギーの犬であり、運動を多く必要とする犬種です。
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子犬期の一貫したしつけや訓練は非常に重要です。
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頑丈そうにみえますが、ボクサーは「屋外犬。」ではありません。 彼らの短い鼻と短毛は暑さに弱く、寒さにも弱い犬種です。室内犬として迎え入れましょう。
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ボクサーはゆっくりと成熟する犬種です。
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ボクサーはふれあいの時間を十分にとってやらねばならない犬種です。長時間の放置は問題行動の原因となります。
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ボクサーは、多くのよだれ、また大声で、いびきをかきます。
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ボクサーは、知的で、また厳しすぎるしつけを好みません。
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遺伝的疾患の多さもあるため、健康な犬を取得するために、専門ブリーダーから譲り受けることをおすすめいたします。
<資料:YouTube>