■グレート・デーン(Great Dane)■
別名:ドイチェ・ドッゲ、ジャーマン・マスティフ
元はマスティフ系の重量のある戦闘犬・狩猟犬(猪の猟犬)としての過去を持ちます。ルーツは非常に古く、紀元前3000年頃には、原種と思しき似た犬種が既に存在していたとされています。
一時、マスティフ系犬種の人気は衰えましたが、1800年代、鉄血宰相ビスマルクがこれらの犬種を好んだことにより再燃。グレート・デーンにはドイチェ・ドッゲと名が与えられ、1880年のショーでは、改良がすすんだ、スマートな体躯のスタンダードが披露されました。
「グレート・デーン(Great Dane)という名前は、「デンマークの大きな犬」という意味を持ちます。原産国ドイツがドイチェ・ドッゲと名付ける前の1700年代のことです。たまたまデンマークにいたこの犬種を「デンマークの大きな犬」と呼び、進化に関する本が出版されたことが始まりです。
ドイチェ・ドッゲという名よりもグレート・デーンという名前のほうが広く浸透しているのは、この本が英訳され出版され、その編集に携わった者が、百科事典の出版にも携わり、百科事典の出版時にもこの犬種をグレート・デーンと記し各国で出版したためです。
その時、原産国デンマークとも記されていました。後、【原産国ドイツ】と訂正されましたが、カリスマ的な巨大さに誰もを魅了するグレート・デーンと言う名を持つ犬は、既に多くの人々の間で知れ渡っていました。
適応性
マンション、アパートの適応
★☆☆☆☆
初心者への適応
★☆☆☆☆
感受性レベル
★★★★☆
寒さへの適応
★★☆☆☆
暑さへの適応
★★★☆☆
家族への愛情
★★★★★
子供への適応
★★★★★
他人への適応
★★★★★
他犬への適応
★★★★★
グルーミングのしやすさ
★★★★☆
よだれの量
★★★★★
健康面の管理のしやすさ
★★☆☆☆
訓練のしやすさ
★★★★☆
知性
★★★☆☆
狩猟欲
★★★☆☆
運動の必要性
★★★☆☆
エネルギーレベル
★★★★☆
体重増加のための管理
★★★★★
ハイライト
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価格は25〜35万前後。
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グレート・デーンの尖った耳は生後7〜8週目に行う断耳によるものです。
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グレート・デーンは元来、マスティフであり戦闘犬の過去を持ちますが、他の犬、犬以外の小動物、他人、子供に対して、非常に穏和です。
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1kgにも満たない仔犬で生まれますが、約1年後には100倍以上の体重となります。そのため彼らの成長管理には、飼い主と獣医師、十分な管理と指導が必要となります。
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はじめの一年では骨が著しく成長し、後に筋肉がつき、骨太へと成長します。成熟するまでに2〜3年はかかると言われています。
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骨や関節の負担を考慮し、生後18ヶ月までは無理な運動は控える必要があります。しかし、成長が安定した後も、心筋の負担のないような運動でなければなりません。
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グレート・デーンは、見た目はジャンボジェット機でありながら、セスナ機のエンジンを採用されているような、体の大きさに心筋の強さが比例していません。
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大きな身体の見た目に惑わされやすいですが、大食漢ではありません。
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活発に走り回るための広い庭も必要ありません。しかし生活するためのスペースは広く確保しなければなりません。
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グレート・デーンの尾は力強く、テーブルの上の物を容易になぎ払います。
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老犬のグレート・デーンを保持するためには、十分な大きさのカートと車両、そして治療費が必要になります。
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健康な子犬を取得するには、専門のブリーダーから譲り受けることをおすすめします。
犬種データ
原産地ドイツ
起源中世
使役グループ 戦闘犬、大型動物の狩猟
体高(♂)30-36 インチ(80-90cm)
体重(♂)120-200 ポンド(54-90kg)
体高(♀)28-33 インチ(72-84cm)
体重(♀)100-130 ポンド(45-58kg)
コート:スムース
カラー:フォーン、ブリンドル、ハールクイン、ブラック、ブルー、マント
気をつけたい病気:
胃捻転、股関節形成不全、肥大性心筋症、白内障、肘関節形成不全、骨肉種、緑内障、フォンウィルブランド病
健康診断項目:
心臓機能検査、股関節検査、肘関節検査、眼科検査
寿命:6〜8歳
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