【子犬のハウストレーニング】
*ハウスの種類*
ハウスで過ごす習慣を教えるには迎えて数日間が勝負!
・ハウスの習慣と歯磨きは子犬を迎えたその日から始めましょう。
・2タイプのハウスがありますが、ドーベルマン飼育にはクレート がおすすめです。
・狭いところが好きな犬の習性にあわせ、四方を囲まれたクレートでの飼育は決して可哀想なことではありません。
・はじめのうちは夜泣きをしますが感心をみせず、少しでも安心感を与えるために、夜はベッド横のそばにハウスをおきましょう。
<歯磨きについてはこちら>
子犬のうちにハウスを習慣化するためのポイント
1:1日のほとんどはハウスで過ごさせる
迎えた日から、ご飯、トイレ、遊ぶとき以外はハウスで過ごさせましょう。子犬のうちに長時間フリーにさせることは、トイレを学ぶためにもあまり良い影響となりません。トイレミスを徹底して避けるためにも、少しでも目を離す場合、必ずハウスに戻すようにしましょう。
2:鳴いても出さない
ハウスに入れられた子犬は、はじめのうちは寂しさから鳴きます。ですが、鳴いても決して出してはいけません。鳴けば出してもらえる、と勘違いさせないことが重要です。ここは徹底して無視しましょう。1度でも出してしまうと、“出すまで鳴き続ける”という、飼い主の“睡眠不足”のはじまりです。
3:ハウスの中にはタオルケット、毛布、クッションなどを敷きましょう
ドーベルマンの場合、これは必須です。ハイグローマ(肘に水が溜まる)や寝ダコを避けるために硬い床の上には眠らせないようにしましょう。
4:ハウスは人の気配があるところに
ハウスの置き場所は、人の出入りが激しいドアの近くは避けて、飼い主の気配が常にある部屋の角などに設置しましょう。夜はハウスをベッドの横や足元に置いて同じ寝室で眠らせましょう。
ハウストレーニング
1:ハウスの横にしゃがみます。
2:おやつを子犬にみせます。子犬が注目したらおやつをハウスへ投げ入れます。
3:子犬が中に入ったら、そのタイミングで【ハウス】とコマンドを言いましょう。
4:子犬がハウスから出そうになったら、すぐに足元におやつをおいてハウスの中に少しでも長く入っていられるようにします。(このとき扉はしめません。)
5:1〜4を繰り返すと、子犬が自分からハウス内にとどまり続けるようになります。おやつがもらえるのは、この中にいる時だと学習し、【ハウス】と言うコマンドだけでハウスに入るようになります。(この時に扉を閉めてみましょう。)
6:1〜5を繰り返し、慣れてきたらステップアップします。少しはなれたところからおやつを左手にもち、子犬に注目させます。そして、コマンド「ハウス」で、サッと中に入ってくれたらおやつをあげます。このときまだハウスに入ってくれなければ、1〜5を復習させ、再度6に挑戦して下さい。(これに慣れるとおやつを手に持つだけで自らハウスに入るようになります。)
7:慣れてきたら、おやつの回数を減らし、褒めてあげることがご褒美だと徐々に教えていきましょう。(この時コマンドと同時にハウスを指差すジェスチャーなどを加えるのも良いでしょう。のちにハウスを指差すだけでハウスに入るようになります。)
*無理やりハウスに入れ込むのはハウス嫌いにつながります。行わないように気をつけましょう*
<資料:クレートトレーニング-YouTube>
動画は英語ですが、左の1〜6までのことを行なっている動画です。
<ドーベルマンの練習風景>
1/19生まれの子犬を4月12日(生後2,5ヶ月)に迎え、4月26日に撮った動画です。左手にスマホを持って、コマンドと同時にハウスを指さしています。
完璧とは言えませんが、ドーベルマンは非常に賢いので、ハウス、トイレ、コイ、マテ、フセ、スワレ、などの基本的なコマンドは子犬を迎えて2週間〜1ヶ月でだいたい覚えることができます。その子の性格や、はじめてワンちゃんを迎える方、はじめてドーベルマンを迎える方の場合、多少長引くこともありますが、“根気よく、焦らず、子犬と一緒に楽しみながら♪”を忘れずに取り組みましょう。
最後に
ドーベルマン含め、賢いワンちゃんほどすぐにコマンドを覚えてくれます。ですが、知恵や体力が増し、自我が出始める頃(生後5〜10ヶ月頃)に、今まで従順に従っていたコマンドを堂々と無視しだすことがあります。もちろん【ハウス】も例外ではありません。
この時期は、飼い主が誰なのかをきちんとわからせる大切な時期ですので、焦らずにどしっと構えて、再度1〜4をしっかり復習をさせましょう。