■レオンベルガー(leonberger)■
歴史
ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州レーオンベルクの市議会議員でもあった【ヘンリッヒ・エッシス氏】によって作出されました。
この犬種の基礎となったのは、ニューファンドランド、セント・バーナード、グレートピレニーズです。ヘンリッヒ・エッシス氏の願いは、強靭なメンタルと体躯をもった犬種を作ること。そして、市を代表する犬種をつくることでした。
レオンベルガーは、フランスのナポレオンII、オーストリアの皇后エリザベス、プリンスオブウェールズ、皇帝ナポレオンII、ビスマルク、イタリア王ウンベルトを含む多くの王室で所有された経歴をもっています。
世界大戦時に大幅に数が減ることになりましたが、再繁殖され、今日レオンベルガーは、ヨーロッパでは、バーニーズ・マウンテン・ドッグに匹敵するほどの人気犬種となっています。捜索救助、服従、水難救助、ドッグショーなどでも広く活躍しています。
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原産地:ドイツ
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平均体高:オス80cm メス75cm
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平均体重:オス60〜75kg メス55kg
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カラー:顔はブラックマスク、身体はブラックを伴うフォーン。
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かかりやすい疾患:股関節形成不全、肘関節形成不全、まぶたの異形成
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寿命:11年前後
関連記事:【50年の歳月】と【レオンベルガー】
<資料:YouTube>
適応性
マンション、アパートの適応
★★★☆☆
初心者への適応
★★☆☆☆
感受性レベル
★★★★☆
寒さへの適応
★★★★★
暑さへの適応
☆☆☆☆☆
家族への愛情
★★★★★
子供への適応
★★★★☆
他人への適応
★★★☆☆
他犬への適応
★★★☆☆
グルーミングのしやすさ
☆☆☆☆☆
よだれの量
★★★★★
健康面の管理のしやすさ
★★★☆☆
訓練のしやすさ
★★☆☆☆
知性
★★★☆☆
狩猟欲
★★★★☆
運動の必要性
★★★★☆
エネルギーレベル
★★★★☆
体重増加のための管理
★★★★★
ハイライト
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生体価格は30〜40万前後。
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レオンベルガーは超大型犬です。1kgにも満たない仔犬で生まれますが、約1年後には100倍以上の体重となります。そのため彼らの成長管理には、十分な管理が必要となります。
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レオンベルガーは丈夫な犬種です。しかし、全ての超大型犬がかかりやすい疾患を備えています。骨や関節の負担を考慮し無理な運動は控える必要があります。
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レオンベルガーの力は強いです。服従訓練は生後3ヶ月で開始する必要があります。
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レオンベルガーは他の犬、犬以外の小動物、他人、子供に対して穏和ですが、若い頃はそれなりにやんちゃもします。家庭犬としてのしつけは最低限必要とします。
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散歩時間や距離は幼犬の頃は20分程度から徐々に伸ばし、自転車などを使用しての引き運動は行わないことです。
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耳は垂れ耳で蒸れやすいため、一年を通して耳の病気に注意する必要があります。
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毛は非常に抜けます。こまめにブラッシングを必要とします。
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病気や老犬となった彼らを保持するためには、十分な大きさのカートと車両、そして治療費が必要になります。
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健康な子犬を取得するには、専門のブリーダーから譲り受けることをおすすめします。