■ミニチュア・ピンシャー（Miniature Pinscher）■

​別名：ツヴェルク・ピンシャー

​

容姿の酷似から【ミニドーベルマン】や【小さいドーベルマン】、【ドーベルマンの仔犬】と思う人も多いですが、ドーベルマンよりも歴史は古く、異なる犬種です。ドーベルマンとの比較基準は、体の大きさだけでなく、頬と口元の茶褐色部分のつながりと、おしりの茶褐色部分の面積の広さです。体の大きさに対してはミニチュア・ピンシャーの方が広い傾向があります。

​

【おもちゃの王様】と呼ばれるその可愛らしい見た目とは異なり、大胆で気性が荒く、自尊心が強く、飼い主を選ぶ、れっきとした【番犬】です。ミニチュア・ピンシャーの勇姿を記した記事も非常に多く、アメリカでは車の盗難防止や麻薬密売者の護衛犬として用いられたこともあります。

好奇心も学習力も高いため、知能を刺激する遊びも取り入れてやらねばストレスに陥り易い傾向があります。活発なため十分な運動も必要です。

​

一時は手の平サイズにまで小型化されたが健康面の問題により現在の大きさにまで戻されました。 ミニチュア・ピンシャーは後にあげるジャーマン・ピンシャーの縮小コピーでなければならないとスタンダードでは記されています。