■ワイマラナー(Weimaraner)■
ワイマラナー
ポインター・セッターグループに属する本種が得意とするのは、獣猟と鳥猟、すべての狩猟を得意とする万能タイプのガンドッグである。
ワイマールの貴族により、18世紀頃作出されたといわれているが、その繁殖において、過程が秘密裏に行われていたこともあり、基礎犬や経歴など、実際には正確に記録されてはいない。
しかし定説として、ワイマール地方の君主カール・アウグストの所有する犬舎から誕生したとされるのが一般的である。
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原産地:ドイツ
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平均体高:オス65cm メス60cm
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平均体重:オス35KG メス30KG
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カラー:シルバー、ノロジカ、マウスグレー
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コート:短毛、長毛
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かかりやすい疾患:股関節形成不全、胃捻転、フォン・ヴィレブランド病、二重睫毛、第XI因子欠乏症、甲状腺機能低下症、進行性網膜萎縮症(PRA)、免疫媒介性疾患
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寿命:11~13年
<資料:YouTube>
ワイマラナーの繁殖において、原産国ドイツでは、狩猟犬としての性能が最も重要視されている。
適応性
マンション、アパートの適応
★★★☆☆
初心者への適応
★★☆☆☆
感受性レベル
★★★★★
寒さへの適応
★★☆☆☆
暑さへの適応
★★★☆☆
家族への愛情
★★★★★
子供への適応
★★★☆☆
他人への適応
★★☆☆☆
他犬への適応
★★★☆☆
グルーミングの頻度
★★★☆☆
よだれの量
★★☆☆☆
健康面の管理のしやすさ
★★☆☆☆
訓練のしやすさ
★★★★☆
知性
★★★★★
狩猟欲
★★★★★
運動の必要性
★★★★★
エネルギーレベル
★★★★★
体重増加のための管理
★★★☆☆
ハイライト
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生体価格15万前後。
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万能タイプのガンドッグ(ポインター・セッターグループ)である。
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スタミナとエネルギーレベルが高いため、それなりの運動量が必要である。
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狩猟欲も強いため、仔犬の頃の社会化(順応)トレーニングに加え、家庭犬としての9つのトレーニングは必須である。
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精神的にリーダー気質を備えており、運動量が不足すると、転じて、場の仕切り屋に徹する傾向がある。そうなると引っ張り癖や吠え癖、噛み癖、自傷行為などの問題行動が顕著にあらわれ始める。特にメスよりもオスの方が運動不足の影響は顕著にあらわれる。
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本種では分離不安症はめずらしくない。非常に神経質な面も持ち合わせている。
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犬の飼育経験者であっても自信がない場合、オスよりはメスの方をおすすめする。
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毎日2時間程度の運動に加え、週数回、思いっきり走れるような場を提供してやる必要がある。
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AKCでは断尾がスタンダードと記されているため、断尾を行う傾向があるが、JKCでは必ずしも断尾は必要ではない。
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股関節形成不全になりやすいため、成長期の体重・食事管理は徹底する必要がある。
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